- 真珠養殖より始まり百年 -

初代・堤長之助は、明治末期より真珠養殖を学び、以来、百年に渡り真珠専門店を営み続けています。
現社長・堤久成は、初代より数えて三代目となります。

伊万里真珠、真珠核入れの様子

真珠加工道具

真珠展示の様子

伊万里真珠本社

~ 社歴 ~

明治末期のころ、三重県志摩郡にて当地の磯和氏に師事した初代・堤 長之助は、現地にて真珠について学び、後に三重県の北村真珠に赴き本格的に真珠養殖の技術の習得にはいる。

戦後、対馬の真珠養殖業者と関係を深め、同時に鹿児島県の枕崎にも真珠養殖場を開設し、今話題になっている黒蝶貝の真珠養殖に携わる。(枕崎の養殖場は当時の驚異的な枕崎台風により閉鎖)この時代は三重県の養殖業者が四国の宇和島に、また長崎・天草・大分と続々と養殖場を開設し、真珠養殖の黄金時代が昭和40年までつづく。

昭和26年、伊万里湾内外にアコヤ貝が多数発見されるのを期に、佐賀県伊万里市黒川町に真珠養殖場を開設。

昭和34年に2代目・堤 繁雄が同じく東松浦郡肥前町に真珠養殖場を開設。当時は伊万里湾一帯、七ツ島周辺に約八カ所の漁場を取得する。

昭和40年代には、佐賀県の真珠組合の理事長を歴任。さらに小売業を開始し、昭和48年に「堤真珠宝飾店」を開店。 同じころ、福岡市に貴金属細工店を開業。

昭和50年代にはいり、三代目・堤 久成によって百貨店での販売に切り替える。昭和41年のドルショック以来、約10年にも及ぶ真珠養殖の大不況を手堅い経営と地道な努力で乗り越え、こつこつと事業を拡大する。

平成8年、有限会杜伊万里真珠として法人化。平成15年に本社ビルの完成に伴い株式会社伊万里真珠に社名変更。

現在は佐賀県に養殖場と真珠養殖漁業権を所有し、初代・2代目の長年にわたる信用と太いパイプを生かし、商品の企画・開発・加工を当社で行い、オリジナルでチラシ作成し、古い歴史と真珠養殖の難しさを消費者に訴え、一人でも多くの人に真珠を知っていただくべく日々努力を重ねている。九州各地の百貨店及び関西・関東をはじめ、全国の百貨店にてオリジナルの展示会を開催中。